6月から7月にバルセロナで、オーバーツーリズムに対するデモがあった。
テレビで観光客に水をかけている映像が流れていたかと思う。
それについて、『その時期に行っていたら、どうなっていたか』というようなVlogを見かけた。私も実際娘たちが嫌がらせを受けてスペインが嫌いになってしまったらイヤだなーと思っていた。
でも、その映像ってデモのほんの一部分でしかないし、本質をついていないと思う。
私たちは8月に行ったわけだけれど、嫌がらせなんてこれっぽっちもなかった。むしろ皆温かくて毎日とても楽しく過ごせた。
バルセロナは観光で成り立っている街だから、観光にかかわることに従事している方がとても多い。
加えて、個人的な意見だけれど、スペイン人は明るく温厚で素朴、おしゃべりが大好き。バルで隣に座った人などとも話をする。それが観光客でも話しかけてくる。
オーバーツーリズムで家賃が上がり、また物価も高くなってバルセロナの中心部に住めなくなってしまった方はたくさんいるかと思うが、その怒りは観光客に向いているものではなく、カタルーニャの政策に向いているものだ。
だから一部の報道を受けて私たちが恐がるものではないし、デモの時バルセロナに行っていたら大変だった!などの情報を流すのはどうかと思うというのが、8月に実際に滞在した私の意見。
どうか萎縮することなくバルセロナ観光を楽しんでほしい。